保線社員も関わる各種トラブルや災害にはどのような事例があるか整理しておきましょう。線路設備が原因になるものや、周辺環境が起因となって線路設備にも影響が出てしまい、対応が余儀なくされるもの、社員全員で対応するもの…さまざまあるので、しっかり心積もりし、ダウンタイムの縮小に少しでも寄与できるよう努めたいものですね。
①線路故障時パターン
- レール張出し(→レール高温時):道床などの抵抗力が弱まっているところに、主にレール高温がダメ押しとなって、著大通り狂いが発生する事象。レール折損のように短絡しないので、乗務員による動揺通告で判明するパターンで判断するのが実態。最悪の事態では脱線に至る。基本的には、「大きめの軌道変位を放置している状態」「夏場に道床を緩める作業に起因するパターン」「過去の設定温度が施工不良により低すぎたパターン」「バラスト量やまくらぎ状態が不良で、レールの高温が競合するパターン」等が一般的である。
- レール折損(→信号トラブル):
- レール継目板折損:
- 継目板ボルト脱落・折損:
- 軌道短絡(矯絡・地絡含む):
- 道床陥没():
- 分岐器割出し(異線進入):
- 分岐器トングレール密着不良:
- まくらぎや雑草から発煙:
②自然災害対応パターン
- 土砂流入:
- 落石:
- 雨量計規制値到達:
- 橋梁桁下水位規制値到達:
- 風速計規制値到達:
- 地震計規制値到達:
- レール高温時:
- 倒木・倒竹限界支障:
③事故対応パターン
- 人身事故(お客様との接触):
- 異音感知(置石等):
- 沿線火災:
- 橋桁・防護工接触:
- 線路内支障物(飛来物):
- 小動物接触(猪・鹿等):
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